設計事務所について

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 ここでは設計事務所の仕事内容や側面をご紹介していきます。

    ・一般的な建築築設計事務所について

    ・そのイメージと実際のギャップ

    ・ 設計事務所、私共はこのタイプ

    ・ 設計事務所の業務内容


● 一般的な建築設計事務所について

 
「建築設計事務所に相談するといっても、私が建てようと思っている家は芸能人
 やお金持ちのお屋敷じゃないし、お金もそんなに掛けられるわけじゃない」と思
 われる方も多いでしょう。しかし実際に建築設計事務所の部屋の中を見たことが
 ない人がほとんどでしょうし、少なくとも建築設計事務所がどのようなものなの
 かを知ってもらうために、どんな人がどのような仕事をしているのか紹介します。

 建築設計事務所では住宅の設計などやっていないように思われている方もあると
 思いますが、多くの事務所では普通の住宅の設計もおこなっています。また設計
 のほとんどが住宅であるという住宅に専門特化しているような建築設計事務所も存在します。

 もちろん企業相手の大きなビルやマンションの設計しかしない事務所も存在します。
 一般的に住宅は建築主が建築に関しては素人であるため、マンションや大手の企業
 の建築担当者と打ち合わせする場合と比較すると、専門用語の一つを説明するにも
 どうしても手間がかかってしまいます。また建てる建物の規模も住宅と比較すると、
 企業を相手にした方が大きいので設計料も高くなります。
   (建物が大きくなると、それだけ建物も複雑になり業務も増えるので設計料も増えるのです)。
 そのような理由で利益追求形の事務所では、あまり住宅設計をやりたがらないのも
 事実です。しかし建築の設計の原点は住宅にあると考えている事務所所長も大勢い
 ます。多くの設計事務所では、個人からの住宅の依頼も企業からの依頼も同じよう
 に受けています。

  ※ 私共では住宅設計に関しても専門特化した≪専攻建築士≫資格を取得しています→こちら

● そのイメージと実際のギャップ

 
建築設計事務所と聞いて多くの人は、製図版が整然と並んだ中で黙々と設計を行っ
 ている技術者や、模型などを見ながらパイプをくゆらしている建築家などのシーン
 を思い浮かべるのかもしれません。大学の建築学科の学生ですら、おしゃれで格好
 の良い職場として建築設計事務所をとらえている者もいます。ところが大学から夏
 休みなどを使ってあこがれの建築設計事務所にアルバイトに行ってみると、その実際
 の業務と幻想のギャップを知って、そのまま建築設計事務所への就職をあきらめて
 しまう人もでるくらいです。

 そこそこ人数のいる建築設計事務所では、複数の物件が同時に進行していて、昼間は
 企業の担当者との打ち合わせや、役所や現場に行ったりして不在にしていることが多
 く一日中バタバタと走り回っています。役所では建築確認申請などを提出するための
 前打ち合わせを行ったり、図面の訂正をしたりしています。現場ではゼネコンや工務
 店との打ち合わせを行ったり、現場の各種検査や企業の担当者を交えた会議などを行
 っています。また事務所の中でも設計ばかりでなく、まる一日かけて確認申請に出す
 図面を例のA4サイズに折り畳んで製本したり、検討用の模型を作るなどの作業もして
 います そんなこんなで実際に図面を描くのはほとんどが夜になってしまい、また十分
 に検討して少しでも良い建物をつくろうとすると、勢い夜遅くまで残業することになっ
 たりします。これに加えて住宅の設計の担当になると、大概の建築主は平日の昼間は
 仕事をしていますから、当然のごとく打ち合わせは平日の夜か土曜日や日曜日になっ
 てしまいます。

 そんな中でも本当に建築の設計が好きな人は、残業も苦にならず休みの日にも出所し
 て仕事をしているのです。これは大きな設計事務所でも小さな設計事務所でもあまり
 変わりがないようで、5時になったから帰りますといったタイプではとても勤まらない
 種類の職場だと思っています。
 
 少しばかり建築設計事務所の様子を知ってもらえたでしょうか。
 もちろん5時でみんな帰ってしまう事務所もありますし、行動規範がお金儲けでしかない
 ような事務所も中には存在します。しかし多くの建築設計事務所では、建築の設計が
 好きでそれにやりがいを感じている人が、設計や現場監理などの業務を行っています。

 私共では日夜誠意を持って、建築主さんのために働いています。
 が、家族もいますし体力の限界もありますので基本的には日曜・祝日は休みと
 させていただいています。
 建築主さんも喜び、私共も喜ぶ、そして工事に関わった施工関係に皆さん、近隣
 の住民の皆さん、すべてがHAPPYになる仕事を開設時から心がけています。

● 設計事務所、私共はこのタイプ

 そういう設計事務所といってもいろんな事務所があります。
 一般的に言って大きく二つのタイプに分けることができます。

 一つ目のタイプは、工務店、ハウスメーカーが連れてくる、いわゆる業者の下請けの
 設計事務所です。このタイプの事務所の主な業務は、役所に提出する建築確認申請
 代行を行う設計事務所です。たまに打ち合わせの席に同席し専門家として意見述べる
 ことがありますが、その性格上、業者の不利益になることに対してはなかなか率直な
 意見が言えないのが実状です。確認申請の現場監理者として名前を出している場合も
 ありますが、名前だけで現場監理を全くしていない場合が大半です

 現在、マスコミなどで問題化されているのはこのタイプです。ペラペラな図面を描いて
 役所に走るばかりで責任の所在がはっきりしないですよね。設計・施工の工務店などに
 もこのタイプが多いようですので、ご注意下さい。


 一方、工務店やハウスメーカーとは全く関係なく独自で仕事をしている設計事務所です。
 業者と悪い関係がないので、はっきりとものが言える立場にあります。
 家づくりに関して、どちらの設計事務所に相談したらいいのかおわかりでしょう。
 もちろん後者のようなしっかりした設計事務所に依頼する必要があります。

 私共は後者のタイプで施工業者からは明確に独立しています。
 見積書や現場などのチェックも施工業者から経済的な利害関係を持たないことで、
 公正が保たれていますのでご安心下さい。但し、良いものを作る体制としては施工業
 者を敵に回すことではなく、ほどよい関係でうまく利用したいと考えています。

 

  ※ 建築確認申請とは  建築する前に地元役所に建築基準法や都市計画法にその建物が
                  適合しているかどうかの申請を提出して許可を受けなければ着
                  出来ません。金融公庫の融資許可も同時に提出することになります。
                  建物規模にあった資格建築士が建築主の代行として提出します。

 

● 設計事務所の業務内容

 一般的な業務は『企画・計画業務』、『設計業務』、『監理業務』と大きく分けられます。
                                (別表参照)